1、中国短期留学という授業について
 中国短期留学は東工大の学部の文系授業で行われているものです。総合科目Bという分類で、中国短期留学第一と中国短期留学第二という2つの授業科目になっています。一年に二回行われるというわけではなく、夏休みを利用して短期留学+小旅行にいき、その結果前期と後期にわけて2単位ずつ計4単位やってきます。推奨学期は3年次ですが、2年生の参加もかなり多いです。(ただし、単位が認定されるためには東工大の学則に基づく留学許可が必要となります。この許可を申請するには学科長に申請する必要があるため、事実上は学科所属している必要があります。)

正確な情報は教授細目(シラバス)および学習案内を確認してください。
>> 東京工業大学学務部

(参加者のコメント) 楽して単位を取れる、と思って参加する人もいますが結果的には毎週の授業に出るよりも負担も密度も成果も充実感も高いです。教育的な効果もとても高いです。文系単位が足りない人は、楽して4単位もらえるとだまされたと思って参加すると本当にだまされますが、飛行機に乗ってしまったら途中で放棄することができないのでいいと思います。

2、担当の先生
 担当している先生は社会理工学研究科価値システム専攻(通称valdes)の橋爪大三郎教授です。社会学者で、多数の著書があります。中国に関してとても詳しく、中国語は中国人がびっくりするほどの美しさだそうです。中国短期留学では事前に中国に関する学習会のようなものがあるので、いろいろなお話がきけるものと思います。

橋爪先生に関する情報(著書など)は橋爪研究室のサイトをご覧ください。
>> 橋爪大三郎研究室

(参加者のコメント) 文系発展ゼミもおもしろい。本を読んできて討論会。時事問題や政治や社会問題、論理的な思考が好きな人は楽しめるとおもいます。

なお、橋爪先生へのインタビューを企画していますが、いまだ実現していません。しばらくお待ちください。

3、天津留学
 前半は10日ほどかけて天津社会科学院というところで短期留学をします。社会科学院とは大学院のようなところでそこの日本研究所というところのお世話になります。日本研究所の先生方は日本語を使えます。中国語の授業(初学者でも大丈夫)のほかに、現代中国に関する話題を専門の先生方(日本研究所以外の先生)が講義してくれます。また放課後は日本研究所で日本へ留学を予定している学生のみなさんと交流があります。この10日間でかなり中国に慣れます。また中国語がしゃべれなくてもなんとかなるということがわかってきます。

雰囲気が知りたいかたは天津社会科学院の公式サイトへ。(中国語)
>> 天津社会科学院

(参加者のコメント) 学生との交流では生の中国を堪能できると思う。ただし飲み過ぎに注意が必要。この期間に中国に慣れておこう。

4、小旅行
 研修がおわったら1週間ほどの小旅行と北京観光があります。旅行先は毎年異なりますがこの年は山西省にいきました。毎年汽車で旅行することが多いそうです。山間部にいくと都会である天津とはさまざまなことが異なり、中国の広大さを実感できます。天津でよく中国慣れしておかないと苦労します。北京につくと近代的な生活に戻り、いよいよ日本が近づいてきたということを感じることになります。(NHKが受信できたりして、もう日本はすぐそかだという感覚になります。)

(参加者のコメント) 北京はオリンピックを控えて物価上昇中です。日本円にすればたいしたことないですが、小旅行帰りのわれわれにとっては高すぎます。

5、参加者
 参加者は30名ほどでした。2年生と3年生が主ですが、学科所属できなかった2年生や研究室所属していない4年生の参加もありました。また先生の知り合いの社会人の方も参加しました。

詳しくは隊員紹介(未完成)をご覧ください。

(参加者のコメント) 男女比は秘密(笑)です。(毎年女の子の参加が東工大的に比較的多いそうです。)

 

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